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【アフターデジタル】すべてオンラインになった世界のビジネスの在り方

こんばんは

本日は『アフターデジタル』を読破したので、

しっかりと学んだ内容をアウトプットしていきたいと思います。

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アフターデジタル

本日の目次は以下の通りです。

 

0.『アフターデジタル』要約

アフターデジタルとは「リアル世界がデジタル世界に包含される」世界のことです。

一方で、現在の日本のように、「オフラインのリアル世界が中心で、付加価値的な存在として新たなデジタル領域が広がっている」世界のことをビフォアデジタルと呼びます。

アフターデジタル図解

アフターデジタルでは、デジタルで絶えず接点があり、たまにデジタルを活用したリアル(店や人)にも来てくれる。

これが、アフターデジタルの特徴です。

日本ではデジタルトランスフォーメーションなど囁かれていますが、それがどのような世界なのか分からずに、ゴールを見失ったまま多くの企業がデジタル化を目指しています。

中国では、すでにアフターデジタルの世界が訪れており、日本が目指すべきは中国が実現したアフターデジタルの世界だと言えるでしょう。

 

1章.知らずには生き残れない、デジタル化する世界の本質

世界のデジタル化に関して例を挙げてみるとします。

エストニア

▶世界で最も政府の電子化が進んでいる国で、外国人にも電子居住権「e-Residency」を発行し簡単に「電子国民」になれる。電子居住権を持つことで、エストニア国内での企業の手続きが簡易になったり、永久に使えるビザが発行されたりする。

スウェーデン

▶人間の体内に注射で埋め込んだ、とても小さいマイクロチップでデジタル決済を行う。手の甲をピっとかざして電車やバスに乗れたりし、移動データはもちろんのこと、個人情報までも全ての情報が入っている。

・中国

スマートフォン保有者の98%がモバイル決済を行い、タクシー配車、食事や医薬品の配達など、全てがアプリ上で完結するシステムが完結している。

 

2章.アフターデジタル時代のOMO型ビジネス~必要な視点転換~

アフターデジタル時代における成功企業が共通で持っている思考法としての「OMO(Online Merges with Offline、またはOnline-Merge-Offline)」という概念が大切です。

これはオフラインとオンラインが融合し、一体のものとして捉えた上で、これをオンラインにおける戦い方や競争原理として捉える考え方を意味しています。

今までは、「インターネットをどうビジネスに活用するか」という考え方だったのに対し、現在は「リアルな場所や行動も常時オンラインに接続している環境」が整っているので、「オフラインが存在しない状態」を前提として、ビジネスをどう展開するかを考える必要があります。

 

3章.アフターデジタル事例による思考訓練

アフターデジタルやOMOは新しい考え方や概念のため、日本に住んでいる我々からすると、幾つかの実例を挙げて紹介がないと、なかなか腑に落ちないだろうと考えられます。

そこで、世界の事例を取り上げながら、様々なトピックを取り上げることで、観点や思考を訓練することが我々日本人には大切です。

データの取り扱い方、「レアな接点」に価値が時代、技術進化による「おもてなし2.0」、高速化・細分化・ボーダレス化するこれからのものづくり

など、アフターデジタルの世界各国の事例を取り上げることで、日本がアフターデジタルで生き残るための、強みや視点の変換方法などが紹介されています。

 

4章.アフターデジタルを見据えた日本式ビジネス変革

状況、商習慣、文化的背景が異なるため、今まで紹介してきた、アフターデジタルの手法は全て日本で適用できるわけではない。

そこで、日本がとるべきデジタルトランスフォーメーションの1つの道筋を紹介している。

アフターデジタル時代のビジネス原理は以下の2つにまとめられる。

(1)高頻度接点による行動データとエクスペリエンス品質のループを回すこと。

(2)ターゲットだけでなく、最適なタイミングで、最適なコンテンツを、最適なコミュニケーション形態で提供すること。

(1)とはつまり、

エクスペリエンスが良いから優良なユーザーと良質なデータがたまる。

得られたデータでエクスペリエンスを良くして、ユーザーにお返しをする。

さらに良いデータが集まる。

このループを効率よく回すことです。

そして、(2)とは、

ターゲットにとどまらず、ユーザーが望むタイミングを知ったり予測したりすることが可能になり、どのようなコンテンツ(商品を含む)が最適なのかを過去の行動と現在の状況から把握でき、その人の性格や特性に適したコミュニケーション方法で提供することです。

これは行動データに基づいた「顧客理解」と「即時性」の重要性が高まることを示しています。

例えば、今まではとにかく美味しいビールを提供することに価値があったが、アフターデジタルでは健康全体の体験に価値が見いだされており、シーンに合わせた演出や健康管理、日常のおすすめなどビールを飲むという前後の体験も含めて商品の価値が提供されているのです。

この2つを踏まえ、日本が変革を起こすには、体験向上型の改善ループうまく回し成功事例を回すことで、ボトムアップで勧める方法が最適です。

コツコツ積み上げる要点は次の4つです。

①経営レベルがアフターデジタルの世界観を理解し、OMO型でデジタルトランスフォーメーションを行う必要があると認識する。

②社長ー役員ー部長ー現場で、同じイメージを共有して実行するラインを作る(デジタル部門などが対象になることが多い)。

③行動データ×エクスペリエンスのクイックウィン(小さい成功)を作り、上が引き立ててムーブメントにしていく。

④成功事例を大義名分に、組織構造やデータインフラを整える大きな動きにしていく。

こうすることで、日本もアフターデジタルの世界を目指すことができると筆者は語っています。

 

いかがでしょうか、本日はアフターデジタルの説明や世界での事例を紹介した後に、実際に日本がアフターデジタルの世界にビジネスの革新を起こしていくのかを

説明しました。

すごく勉強になりましたし、実際に私がこれから副業でビジネスを始める時も、オフラインを前提としないオンラインビジネス(アフターデジタルの世界)で起業する必要があることが分かりました。

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本日もありがとうございました

これからも宜しくお願い致します。