【掛け算の法則で、スキルがあっても論理思考スキルがなければ無意味】MUP week9 論理思考スキル
本日は論理思考スキルの付け方とビジネスの設計方法について執筆していきますよ。
本日の目次は以下の通り。
- 1.ラーメン屋の売上と利益を推定してみよう
- 2.大切なのは答えではなく、その答えを導き出したロジック
- 3.実際にフェルミ推定してみよう
- 4.事業というのは常に論理的な思考が大切
- 5.人は物事をドラマチック化してしまう習性がある。
- 6.2つの捨てなければいけない思考
- 7.サービス設計の流れ
1.ラーメン屋の売上と利益を推定してみよう
次の条件のラーメンやの売上と利益を推定してみましょう。
・座席数 :13人
・場所 :浜松町付近
・従業員 :3人
・ラーメン価格:650円
このラーメン屋の売上と利益はいくらでしょうか。
まずは、スクロールをやめて一旦考えて見てください。
2.大切なのは答えではなく、その答えを導き出したロジック
答えの正解・不正解ではなく、考え方の正解不正解を見る思考力を鍛えましょう。
そのために、大切な手法がフェルミ推定です。
要素分解をするフレームワークさえ作っていれば、
あとは正しい数値をこの表に埋めていくだけで、論理的な思考のもとに答えを導き出すことができます。
つまり、
顧客視点を論理的に証明・追求することがビジネスでは最重要なわけです。
3.実際にフェルミ推定してみよう
私が実際に試してみたフェルミ推定が下記の通りです。
こうやって見てみれば、このお店は利益がしっかりと出ているのだな、という事が
ある一定の仮説を見立てて推測が出来るわけです。
今回は結果について正解・不正解の話をしてはいませんが、
本格的に事業を始めるのであれば、
あとは、数値の妥当性を養っていく能力を身につけていくだけです。
4.事業というのは常に論理的な思考が大切
自分の事業に思い込みを抱くのは一番の落とし穴です。
自分の見える視野というのは決して正しくないことを常に意識してください。
仮に事業を始める場合というのは、多くの場合、希望的観測が数値に加わりやすいです。
しかし、それは主観的な推測であって、客観的な視野を持つためにフェルミ推定を始めとした論理的な思考が大切です。
常に誰の目から見ても、同様に確からしい
定量的なデータに基づいた仮説を立てることで、客観的な視野というものが養われていくので、常に意識してみてください!
そういう意味で、
顧客視点を論理的に証明・追求することがビジネスでは最重要なわけなのですね!
5.人は物事をドラマチック化してしまう習性がある。
見出しの意味が分かりますでしょうか。
ここで、いつものように問題です。
Q. 世界で予防接種を受けられていない子どもたちは何%いるでしょうか?
・20%
・50%
・80%
上記の3択です。
スクロールする前に皆さん少し考えてみてください。
シンキングタイム終了です。
皆さん何%だと思いましたか?
答えは実は20%なんです。
多くの人が、50%や80%と考えたのではないでしょうか。
どうしてこのように誤答した考え方を持ってしまうのかというと
人は物事をドラマチック化してしまう習性があるからです。
我々はテレビで飢餓で苦しむ子供の姿や爆撃で苦しむ子供の姿というのを目に焼き付けてしまいます。
しかし、しっかりと定量的なデータで見てみると、
80%はしっかりと予防接種を受けられているという正しいデータがあるのです。
ここで分かったと思いますが、人間には大きな思い込みが存在し、ビジネスをする上において、捨てなければいけない思考があるのです。
6.2つの捨てなければいけない思考
では捨てなければ行けない思考は何なのかというと、
①分断思考
②ネガティブ思考
この2つです。
それぞれ説明しましょう。
①分断思考
ヒトは物事を2つに分けたがりますが、
実際には単純に2つに分断することができないということを理解する必要があります。
実際、世の中というのは2つに分断できず、グラーデーション理解が必要不可欠です。
では、何故、分断思考を捨てる必要があるのでしょうか。
具体例を挙げて考えて見ましょう。
例えば、飲食店を作りたいと考えた時、立地が大切だと考えますよね。
しかし
●交通量が多い=良い
●交通量が少ない=悪い
と分断思考で考えた場合、陥りやすいミスがあります。
それは交通量が多いからといって、
・人が沢山いるので人件費がかかるのではないか
・家賃が高いのではないか
といったデメリットの部分を見落としていたり、
交通量が少ないからといって
・人件費が安く済む
・家賃が安い
・デリバリーに専念でき、店舗は気持ちのいい接客が出来る
などのメリットも見落としてしまう
可能性があるからです。
そういう意味でも、物事をグラーデーションで考える必要があり、分断思考というのは捨てる必要があるということです。
②ネガティブ思考
人間というのはネガティブなことに凄く敏感で、ネガティブな内容に本能的に共感しやすいという特性があるのです。
これをまず理解する必要があります。
FACT FULNESSも定量的なデータを元にネガティブ思考に一石を投じた書籍であったため、大反響を呼んだわけですよね。
したがって、ビジネスにおいても、ネガティブ思考をというものを捨てて、
定量的なデータを元に論理的な思考を展開する必要があることを、皆さんに分かっていただけたと思います。
7.サービス設計の流れ
したがって、今日学んだ論理的な思考スキルを元にサービス設計をすることで、
感情に流されないサービスを構築することができます!
次回は今日の延長で実際にビジネスに落とし込む方法を紹介しますので、乞うご期待!
本日も有難う御座いました。
これからも宜しくお願い致します。