【商品を売りたいのであれば、商品は売るな】MUP week8 ブランディングスキル
こんにちは、本日はブランディングスキルに関する記事を執筆します。
本日の目次は以下の通りです。
- 1.ブランディングとは何か
- 2.ビジネスのブランディングは4つに大別
- 3.ブランディングがないと負のスパイラルに陥る
- 4.コーポレートブランディングのポイント
- 5.プロダクトブランディングのポイント
- 6.付加価値を付けるために様々な施策をする
- 7.マーケティングブランディングとは
- 8.セールスブランディングとは
- 9.おわりに
1.ブランディングとは何か
突然ですが、皆さん
Marketing
Advertising
PR
Branding
の違いについてご存知でしょうか。
端的に説明するならば、下記の絵が一番わかり易いでしょう!
つまり、ブランディングさえあれば、マーケティングや広告費に経費を割く必要がないわけです!
2.ビジネスのブランディングは4つに大別
ビジネスのブランディングを4つに分類すると、以下のようになります。
① コーポレートブランディング
ex.) HP,ロゴ,パンフレット,代表者,資本金
② プロダクトブランディング
ex.) 価格,材料,パッケージ,雰囲気,デザイン,希少性
ex.) チャネル,ターゲット,メディア,口コミ,SNS,キャッチコピー,ストーリー
④ セールスブランディング
ex.) 販売方法,提携先選定,顧客選定,資料
3.ブランディングがないと負のスパイラルに陥る
では、ブランディングがない場合どうして負のスパイラルに陥るのか確認していきましょう。
1.ブランディングがない全く同じ商品がA社とB社で売りに出されていたら、まずは価格競争が起きます。
2.価格を下げすぎて、利益が出なくなれば、次はサービス競争です。
3.サービス競争が増えると、送料や人件費などの自社コストが増加します。
4.自社コストが増加すると、利益率が低下します。
5.利益が低下すると、コストを削減して利益を出そうとするので、PRの経費を削減しようとします。
6.最終的にPRの削減をすると、知らない人が増加するので、シェアの低下に繋がります。
これが負のスパイラルです。
4.コーポレートブランディングのポイント
それでは、ブランディングを付けるために1つずつブランディングを学んでいきましょう。
まずはコーポレートブランディングです。
ポイントは
競合を把握するが、競合を絶対に作ってはいけない
というです。これはどういうことかというと、
コーポレートブランディング=〇〇だが、〇〇では絶対にないと明確に断言
することが重要です。
具体例をあげましょう。
Googleは何企業ですか?と聞かれたら皆さん何企業と答えますか?
テックカンパニーですか?IT会社ですか?
実際はGoogleの収益源の90%は広告収入です。
でも、Googleは広告企業ではないと断言しています。
これが、他の広告代理店と競合しないためのブランディングなわけですね。
5.プロダクトブランディングのポイント
次にプロダクトブランディングについてですが、
まずはワークショップの記事を参考にしてください!
シャングリラホテルのカフェラテを貴方ならいくらで売りますか??
というワークショップ内容です。
前提条件だけ皆さんに共有しておきます!
現状把握 |
シャングリラホテルはカフェラテの販売をしようと考えています。 |
数値事実① |
100人対象のデプス調査の結果500円であれば、カフェラテを全員が頼む |
数値事実② |
1,500円は全員高すぎて誰も頼まないとの結果 |
数値事実③ |
1杯のカフェラテを提供するのに、人件費、仕入原価など全てを含め300円 |
では、シャングリラホテルはこのカフェラテを1杯幾らで売るべきでしょうか。
答えが気になる方は↓の記事をクリック!(有料講義内容なので必見です)
6.付加価値を付けるために様々な施策をする
答えだけ言うと、シャングリラホテルはカフェラテを1杯1,000円で売っています。
では、世間のカフェラテは500円で売っているのに何をしているのでしょうか。
相場価値500円であるのに、1,000円の値付けをするためには何をすれば良いかというと
ここがビジネスの極意です。
付加価値を付けるために、様々な施策(Do 1~Do 3)をする必要があるのですね。
例えば、
Do 1:ホールスタッフが普通の喫茶店ではできない気遣いやおもてなしをする(サービス付加価値)
Do 2:お洒落な陶器のティーカップにカフェラテを注ぐ(商品付加価値)
Do 3:ラグジュアリーホテルの喫茶店らしく、内装デザインに拘った場所でカフェラテを提供(空間付加価値)
など、様々な施策があって1杯1,000円で売れるのですね。
まずは、サービス付加価値からプロダクトブランディングをしていくことがオススメです。
7.マーケティングブランディングとは
突然ですが、問題です。
・1杯500円のスターバックスコーヒー
・1杯100円のマクドナルトコーヒー
では、どうしてスターバックスコーヒーを人々は買うのでしょうか。
マクドナルトはフランチャイズのため、儲けファーストで席数も多くとり回転率を上げることに主眼を置いていますが、
スターバックスコーヒーは全てを直営店で営業することで、席数にゆとりを持たして儲けファーストではない営業にしています。
その結果、その供給が見事、需要にフィットし、1杯500円のコーヒーでも人々は買うということです。
このように、どのようなチャネルを選択するのかということも
8.セールスブランディングとは
セールスブランディングとは商品やサービス以外のもの(付加価値)をPRするということです。
つまり、商品を売りたければその商品をPRしてはいけません。
少し話が複雑なので、具体例を挙げましょう。
・YAMAHAのピアノ教室
これは凄く分かりやすいと思います。
YAMAHAはピアノを売りたいのですが、ピアノなんて数百万円するため基本は全くもって売れません。
なので、YAMAHAはピアノ教室をすることで、そこでピアノに触れる機会を創出し、ピアノの購入まで結びつけようとしているわけです。
・ABCクッキング教室
これも同様です。
調理器具や料理本の購入に結びつけるために、クッキング教室を開催することで、本当に売りたい商品やサービスへの購買に結びつけているわけです。
このように売りたい商品以外の付加価値をPRすることで、本来売りたい物の商品をブランディングしてくということです。
9.おわりに
本日は長くなりましたね。
記事も2つに跨っているので、是非2つの記事に目を通してください。
ブランディングを学べば、ブログの執筆にも大変役立つと思います。
竹花さん自身もLimのPRをせず、MUPという校長先生の立場で、Limの商品を説明するという素晴らしいブランディングをしています。
私も自分の商品を売るのであれば、何か上手なブランディング戦略を考える必要がありそうです。
本日も有難う御座いました。
これからも宜しくお願い致します。